『雪の華』 聴き比べ
冬になるとよく聞こえてくる曲、
聴きたくなる曲のひとつに
『雪の華』があります。
2003年にリリースされた
中島美嘉の代表曲で、
紅白歌合戦でも歌われていました。
その年の日本レコード大賞では
『金賞』、そして『作詞賞』を受賞、
素直なとてもいい歌詞です。
そんな曲だけあって、
いろんなアーティストが
カバーしているんですよね。
本当に多いので、全部は挙げられませんが
きよすけがピックアップした何曲かを
聴き比べてみたいと思います。
まずは、御本家中島美嘉から・・・
儚げなハスキーボイスと
少し苦しそうに感じる(?)歌声が
聴いていて危うげで、それが魅力でもあり、
不思議と惹き込まれていきますね。
『いいから、こっちにおいで』って
優しく言ってあげたくなるような
そんな感じがします。
でも雪の華の歌詞は、
男性目線なんですけどね
(^_^;)
続いて、有名なカバーは
徳永英明バージョン・・・
比較的、中島美嘉バージョンに近い歌い方で、
近いような遠いような、身近な幸せを
儚げに歌い上げています。
この曲の場合、この『儚さ』が大きなポイントで
もしかしたら舞い降りた雪のように
すっと消えてしまうんじゃないかっていう
そんな幸せを大事に包み込むような気持ちで
歌ってほしいですよねぇ。
その点、対照的な歌い方を
みせているのがGacktバージョン・・・
低音の魅力で、上手なんですけどねぇ。
前述の通り、男性目線の歌詞なんですが
独特の押しの強いこぶしを回した歌い方は、
“こうあってほしい”というきよすけの
勝手なニーズとは若干、合っていない感が
あります・・・
(^_^;)
次は、さらに男性による
佐藤竹善バージョン・・・
きよすけ自身が歌うキーに、一番近いかなぁという
自然なトーンで、アレンジが90年代ぽいところも
ジェネレーションにもマッチ
透明感のある歌声が、気持ちに芯が通りつつも
押しつけることのない、
“見守りスタンス”を醸し出しています。
中島&徳永バージョンと
Gecktバージョンの中間といったところでしょうか。
また、歌唱力が突出しているのが
台湾の歌手リン・ユーチュンバージョン・・・
曲と歌詞の間の隅々に歌声を染み込ませるような
まったく“隙の無い”歌唱力には圧巻されます・・・
ずば抜けた安定感(体格とかではなく・・・)からか、
『儚さ』がもう少し表現されればと思うのですが
これはこれですごいと思います
最後に、聴いていて自然と
涙が出てきたのが
やなわらばーバーション・・・
たぶん、理屈抜きに
『島唄』のこぶしが直接
ころころくりくりと、涙腺に作用するとしか
思えないのですが・・・
ハモりのところは、ずるいよ~っていうくらい
綺麗に響いてきます。
(^_^;)
このほかにも・・・
岩崎宏美、河村隆一、中西保志、
森進一、森山良子、パク・ヒョシンといった
とてもカバーの多い曲です。
聴き比べもちゃんとやってみると
案外面白いですね
(^_^)
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